コロナ配下で働くカウンセラーの不安と悩み

4月28日に出したメルマガで「コロナ配下で働くカウンセラーの不安と悩み」という内容を書きました。
翌日に、ハローワークで働いている方、労働局で働いている方など複数名の方から返信を頂きました。

TVなどでは伝えられていない混乱している現場で働いている人たちが沢山いるのです。
感染リスクの不安で眠れない夜をすごし、現場では罵声を浴びながらも、相談業として相手の話を聴くというのは本当に至難なことです。

家にいて日々を過ごせるのは、いろんな方々が外で働き続けているからこそなのだと改めて感謝の気持ちです。
メルマガの内容をこちらにも転載します。必要な方に届きますように!

4月に入り、カウンセリングの実務についている方のキャリア相談が増えました。
コロナによる緊急事態宣言後も、ハローワークや職業訓練校などで働く皆さんは、未だに、現場で、感染不安を抱えながら働いています。

失業手当の手続きに来る方、仕事を探してくる方、現場は混乱しているようです。
ハローワークでは、相談者との間に、ビニール垂れ幕がなどがかかっていない、相談者の方がマスクしていないという現状があります。

医療関係の皆さん、スーパー・薬屋など販売業、銀行など、皆さん、自分の命の危険を感じながら仕事をし続け、私たちの生活維持を支えてくださっています。

その中の一つの仕事が、キャリアコンサルタント・カウンセラーです。
ハローワーク、精神福祉センターなどで相談を受ける方々、本当に感謝の気持ちしかありません。
けれども、仕事をしていても感謝どころか、今怒りに満ちている人々が多く、怒りをぶつけられ、精神的に参っている方も多いです。

このままの状態が続いて、カウンセラーとして仕事を続けていけるのかという不安を持つことは当然ともいえます。

しかし、カウンセリングを学んだものとして、
・自分がメンタル面で参っているとはいえない
・今こそ頑張って前向きな姿を見せなければ
と、一人で不安を抱えて誰にも悩みを話せていない方が多いことこそ、私は心配です。
ストレス対処やメンタル不調対応を知っていて対応してきた人であれ、自分自身が、不調になることは未熟とか、カウンセラーとして駄目だということではありません。

お医者さんだって、風邪は引くように、私たちカウンセラーも、この未だかつて経験したことない状況では、ストレスMAX状態です。

「あなたは大丈夫ですか?」という質問をすると、大抵は
「大丈夫です」と答えが返ってきます。
自分は大丈夫なのだと言い聞かせるように働いているのでしょう。

「大丈夫ですか?」ではなく、「今はどんな感じで仕事していますか」と質問すると相手は今の現状を色々と話し始め、それをしっかり聴くことで、その方の気持ちが出てきます。

相談業務に就いている方こそ、この先、更に必要とされていきますので、長期戦に備え、不安や悩みを信頼出来る人に話すようにしてください。私もあなたとお話するのを待っています。

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