キャリアコンサルタントが個人相談だけでなく、組織へのアプローチができることの意義

最近のキャリア相談で、キャリアコンサルタントして、
今後どう活動していくか考えているというご相談が多くなってきています。

資格取得後、自分のキャリアを考えることがいかに大事か分かったけれど、
それを周囲に話しても理解してもらえないという声を聞きます。

特に企業の人事等で働く立場の方は、やれることが沢山あるのに、
ままならないことに悔しい思いをすることが多いでしょう。

私自身18年以上活動する中で、キャリア教育・キャリア開発・キャリアコンサルティングの
重要性を、個人に向けて、そして、組織に向けて伝えることをサボってきました。

女性の新しい働き方委員会という場で運営委員をするよういなって、
ようやくキャリアの認知活動に取り組みはじめましたが、

その壁の厚さには正直、驚くとともに、10年前、20年前と変わらない世界に諦めも出てきますが
まだ活動としては1年半ほど、これからなのです。

私だけでなく、キャリアコンサルタントの一人一人が
周囲の理解が得られず苦しんでいらっしゃることでしょう。
でも諦めずに、一人一人に説明していくこと、組織に説明していくことをやる続けることしかないのです。

一年二年ではなく、10年20年という時間がかかるかもしれません。
私が仕事をしている間には広がりきらず
次世代のキャリアコンサルタントに託すことになるかもしれません。

気をつけたいのは、キャリアコンサルタントは自分が学んでいるので、
キャリアがいいものだと思っていて、それは誰にとってもそうだと思い込んでいることです。

正当性を押しつけるのではなく、相手にとって、
どんなメリットがあるのかを考えなければ、ただの押しつけです。

個人へのキャリア相談というアプローチだけでなく、
チーム・組織へのアプローチとして、
キャリアの教科書の中の組織心理学の分野を改めて学ぶことをお勧めします。

今のコロナの状況は個人心理だけで説明できない、
集団心理が働いていることろも大きく、そこは組織心理学を学ぶことで
相談の助けとなる知識スキルとなるでしょう。

私のお勧めの本はこちらです。
「よくわかる産業・組織心理学」

そして、組織心理学の中から、リーダーシップについて学ぶ動画教材を作成しました。

<リーダーシップとフォロワーシップ>
組織、チーム、コミュニティなどの集団におけるリーダーシップ像は、
時代とともに変化してきています。
そして、新たに注目されているのがリーダーを支えるフォロワーシップです。
本セミナーでは、多様なリーダーシップ像と、リーダーを支えるフォロワーシップ像について学ぶ内容となっています。

<教材内容>
・動画セミナー(約60分)
・テキスト(全10ページ表紙含む)
・講師:キャリアコンサルタント:中山法子
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女性の新しい働き方委員会では、毎月2回勉強会を実施しており、
ライブ配信は女性限定のグループで配信しておりますが、録画した動画は一般公開しておりますので、こちらでも組織心理学を学ぶことができます。

『組織の中で認められ協力してくれる人になるには』

女性の新しい働き方委員会企画の経営者インタビュー
『危機的状況下の心理学~コロナウィルスでパニックにならず根拠のない大丈夫を回避するためには』
採用面接歴30年という採用面接アドバイザー河村稔さまに
企業が求める人物像、採用試験で使われるSPIとは何かなど、就職転職の現場の生のお話を伺いました。

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