キャリアコンサルタントとは人生をいかに生きるかを支援する人である

一つ前の記事で「キャリアコンサルタントって何をする人ですか」という記事を書きました。
この質問に対してまさにという答えを教えて頂きました。
Kさんは、以前に私の教材を使ってくださった方ですが、Facebookやブログを読んでくださっていて、コメントを頂くことがあります。
Kさんは先日、木村周先生にお会いして、そのときに木村先生が話したことをシェアしてくださいました。

※お写真は許可をとってお借りしました。

「キャリアコンサルタントとは人生をいかに生きるかを支援する人である」
この言葉はキャリアコンサルタントがどんな存在を短い表現ながらずばり本質をついています。
実はこの言葉は、木村周先生の「キャリアコンサルティング理論と実際」の後書き3ページの中に出てきます。

お恥ずかしながら、あとがきを読んだのは今回が初めてでした。
第5版のP365には、以下のように記載されています。

キャリアコンサルタントは、個人と組織に6つの側面から
「人生いかにいきるかを支援する人」です。

① 労働の内容に手応えがあること。単に忍耐を要するけでなく、適当な変化があること
(変化)
② 仕事から学ぶことがあること。継続的な妥当な量の学習があること
(学習)
③ 自分で判断の余地があること。自分の責任で考え、決められること
(自律性)
④ 人間的つながりがあること。同じ職場の人々が互いに他人を認め合う関係にあること
(他人との協力関係)
⑤ 仕事に社会的意義があること。自分の労働ろ社会をつなげて考えられること
(社会的意義)
⑥ 将来にとってプラスになること。何らかの意味でよき将来につながること
(成長)

永年にわたって「労働の人間化」の研究と実践の結果、「働く人にとって快適な職場」はこの6つの要素を満たすと言われています。
是非、この本のあとがきをカウンセラー、キャリアコンサルタント全員に読んでほしいと勝手ながら思いました。
キャリアコンサルタントの仕事に悩んだときの指針になる内容であり、また、これからキャリアコンサルタントを目指す人にとっての目標となるでしょう。